トレーサビリティって何?
トレーサビリティとは、スーパー等で並んでいる食品が、いつ・どこで・どのように作られ、どんな経路で流通されたか等の情報をたどることやさかのぼることができることをいいます。トレーサビリティにより、消費者の皆様がいつでもその食品の情報を把握できるようになります。トレーサビリティはtrace(トレース:追跡)とability(アビリティ:可能)の2つの用語を合わせた言葉で、直訳すると「追跡できる可能性」となります。
トレーサビリティの利用の流れ
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1. |
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生産者は、農協等へ農作物を出荷すると同時に、栽培管理の報告をする。 |
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農協等では、産地や生産者、栽培管理方法等の情報をホームページ上に公開し、そのホームページアドレスや個体番号等を箱等に添付して流通業者へ出荷する。 |
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流通業者は、ホームページアドレスや個体番号の情報を販売店へ伝達する。 |
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販売店は、ホームページアドレス、個体番号を店頭に表示したり、生産物にバーコードラベルを添付する。 |
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消費者は、ホームページアドレスや個体番号等から、パソコンや携帯電話を使って、産地や生産者、栽培管理方法等の情報を確認することができる。 |
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牛肉にはトレーサビリティが義務づけられています
- 「牛肉トレーサビリティ法」によって、酪農家や肉用牛農家等の牛の管理者と国産牛肉を扱う事業者には、個体識別番号を印字した耳標の装着や個体識別番号の 表示が義務づけられています。
- 購入した牛肉に表示されている個体識別番号により、インターネットを通じて牛の生産履歴を調べることができます。
新潟県での取組
食品の安全・安心に対する消費者の関心が高まっている中、生産地や生産者、使用した肥料や農薬等、生産履歴に関する情報の提供が求められています。
県では、こうした消費者の要請に応えるため、農協等の生産者団体が行う「トレーサビリティシステム」づくりを進めています。
すでに、米(コシヒカリ)、園芸作物、食肉(牛肉)について、JA全農にいがたのホームページで生産履歴情報を提供しています。
今は、一部の農協での取り組みですが、今後、順次拡大することとしています。
関連情報
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