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いただきます!にいがた食の安全・安心通信

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第29号:8月10日発行
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┏┏┏  ♪いただきます!にいがた食の安全・安心通信♪ ┏┏┏
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◆第29号◆新潟県生活衛生課発行(平成19年8月10日発行)◆◆

*** 今号の目次 ***

■1 食の安全・安心「注目」トピックス
   ・にいがた食の安全・安心フォーラムを開催しました
   
■2 ホームページ厳選採れたて情報

■3 食の安全・安心リレーコラム
   ・「食」に関してこの頃思うこと


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│1│ 食の安全・安心「注目」トピックス
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食の安全・安心に関する情報の中で、今最も注目を集めている話題をピックアップして、皆さんへ紹介するコーナーです!

▽▲ にいがた食の安全・安心フォーラム2007 ▽▲
   〜みんなで考える 農薬の必要性と安全性〜   
              を開催しました。

にいがた食の安全・安心フォーラム2007を開催しました!
県がリスクコミュニケーションの取組のひとつとして開催したもので、今回は「みんなで考える 農薬の必要性と安全性」をテーマに、180名程の方々にご参加いただきました。

 
 基調講演をしていただきました食品安全委員会の小泉直子委員からは、「農薬の食品健康影響とリスクコミュニケーション」と題して、化学物質の健康への影響評価をどうするのかと言うことと、リスクコミュニケーションはどんなことを行っているのか教えていただきました。講演の一部をご紹介いたします。

▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽

 「食に関して不安な要因は何ですか」という内容でアンケートを行うとトップが農薬、2位は中国産が話題になっている輸入食品、3位に添加物や汚染物質があがってきます。いつもこの3つが御三家のように出てくるのですが、私個人の考えでは、この3つは安全性が高いと逆に思っています。
 そういった不安の背景には、日本の自給率がカロリーベースで40%という状況で、海外からの輸入に頼っていることもあります。食品流通が広域化しており、安全性を保つために保存料を使う場面もあるでしょう。
 最近は検査機器の性能が上がり、ごく微量の化学物質でも検出できるようなりました。検出されたこと自体が問題とされることもありますが、しかし、検出された化学物質の「量」で、健康に影響を与えるのかどうかを科学的に評価し、どんな管理をすべきが本当は重要です。この安全管理の考え方を「リスク分析」手法と言い、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションの3つの要素から成り立っています。
 「リスク評価」とは、食品中の危害物質が人体にどういった影響を及ぼすのか、どれくらい有害物質を摂取すれば健康にどういった影響があるのか、といったことを科学的データに基づき評価するもので、日本では食品安全委員会が担当しています。
 「リスク管理」とは、リスク評価に基づき、健康への影響がないよう使用基準や残留基準を定め、規制することで、厚生労働省や農林水産省が担当しています。
 「リスクコミュニケーション」とは、食品にかかわる関係者が意見を交換し合い、知識を共有することで、食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省など関係者みんなで担当しています。
 日本では、平成15年にリスク評価機関として食品安全委員会が発足しリスク分析手法が仕組みとして取り入れられました。
 導入のメリットとしては、「事前防止体制が強化」「行政から独立して科学的評価を実施」「政策決定過程の透明化」「消費者への正確な情報の提供」「食品安全規制の国際的整合性の確保」などがあります。
 これからは、国際的整合性を確保することが大切になってきます。日本だけが食品の規制を厳しくすると輸入しにくくなり、日本だけが甘くすると諸外国へ輸出しにくくなります。安全性が確保されることを前提に、リスク分析を世界的に推進していくことが必要ではないかと思います。

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 今回のメルマがでは、小泉先生の講演の中から、リスク分析について概要をお伝えしました。
 小泉先生の講演内容やパネルディスカッション、意見交換会の様子は近日ホームページにおいて公開いたします。もうしばらくお待ちください。

食品安全委員会ホームページはこちら
 
 ▽「気になる農薬」はこちら
  
▽▲「新潟県有機農業推進計画について」電子会議室を設置します。▲▽

 平成18年12月に、「有機農業の推進に関する法律」が施行され、また、平成19年4月には、法律に基づき、国と地方公共団体が連携して有機農業を推進するため、「有機農業の推進に関する基本的な方針」が国から示されました。
 県では、国の基本方針を踏まえ、県民の皆様から幅広く意見を聞きながら、「新潟県有機農業推進計画」を策定します。
 現在、地域別に農業者や関係機関・団体と意見交換を実施していますが、併せて、電子会議を設置し、県民の皆様から有機農業の推進について意見交換をしていただきたいと考えております。
 農業者のみならず、県民の皆様から、今後の有機農業や有機農産物について意見交換をしながら一緒になって推進計画づくりができるよう、多数のご参加をお待ちしています。
 設置期間は8月20日(月)〜9月28日(金)です。

電子会議室
有機農業の推進に関する法律[PDF:19KB]
有機農業の推進に関する基本的な方針[PDF:30KB]
有機農業の推進に関する基本的な方針概要[PDF:19KB]
パンフレット[PDF:1.1MB]

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│2│ ホームページ厳選採れたて情報
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新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!

★★「にいがた食の安全インフォメーション」★★…からお届けします!

■平成19年度調理師試験を受験される皆様へ

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★★「安全・安心で豊かな食と緑の故郷づくり」★★…からお届けします!

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■にいがた「なりわいの匠」認定事業について

■環境保全型農業のホームページをリニューアルしました。


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│3│ 食の安全・安心リレーコラム
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にいがた食の安全・安心審議会の委員の皆さんと、食の安全・安心関係部局の新潟県職員が、毎回交互にコラムを執筆します!食の安全・安心にたずさわる人々の、普段は聞けない生の声が聞ける……かも?

◇◇今週は…  藤井 智幸委員 から執筆していただきました!

★★★★   「食」に関してこの頃思うこと   ★★★★

 先日、新潟市内のある高校へ出張講義に行きました。2年生の生徒さんの前で食品科学の基礎として「食」の意味をお話しさせていただきました。
食べ物は元々をたどると生物であるということ。生命活動を司る化学物質の多くはヒトでも植物でも共通なので、摂食する意味があるということ。
「食」とは命をいただくことであるということ。
すると、数日後次のような感想文が届きました。
 ・・・・・・・・・・
今日の話の中で、一番印象が強かったのは、この分野で勉強していくと
「今、自分が生きていくためにはものすごく多くの生物の命が奪われて
いる」つまり、生きるためには他の命を奪って生きなければならないということでした。私は今まで“ただ何となく”というのが第一にあるので、どれか一つに熱中することもなく過ごしてきました。<中略>もしかしたら、自分が奪ってきた命の中に、私なんかより意味のある生き方をするものがあったなら、とてもひどい事をしていると思う。だから、今日からでもしっかりと何かを見つけ、意味ある生活を送っていきたいと思いました。
 ・・・・・・・・・・
 食の安全安心はヒトのためであることは当然ですが、私たちは生かされている存在です。自分のためだけの食農教育になっていませんか。家族のためだけの食育になっていませんか。日本人のためだけの安心意識になっていませんか。人間のためだけの安全意識になっていませんか。
食品の製造では3Eが大切です、Economy, Environment, そしてEthics。



              ※ Economy・・・節約、経済
                Environment・・・環境
                Ethics・・・倫理
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│4│ 編集後記
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 皆さんは花火を見に行かれましたか?
 私は先週長岡の大花火大会に行ってきました。
 風評被害で、新潟県への観光客も減少していると聞いたのですが、金曜日と言うこともあって例年どおりの人出だったと感じました。

 長岡花火では河川敷のテニスコートを観覧席として使用していますが、その隣に市民農園があります。以前に祖父がお借りしていて野菜を作っていました。自分で作った野菜は格別だと言って、いつもは少食の祖父も食が進んでいたように感じました。いつか私もやってみたいと思っています。
 祖父は几帳面な性格と言うこともあって、農薬を使わずに野菜を作ると言って、毎日毎日一匹ずつ害虫をピンセットで取っていました。家族のことを考え農薬を使わずに作ってくれるのはありがたいことです。農薬は使ってほしくないと言いながら、勝手なもので自分でやるとなると話は別です。きっと農薬に頼ってしまうでしょう。
 
 どんなものでも使い方が大切なのだと思います。あんなにきれいな花火も材料は火薬です。使い方を誤れば人の命を殺めます。
 農薬は、みんなが危険だと考えているため、それだけ使用や管理も厳しくなっているように思えます。
 なんにでもある程度のリスクはついて回るので、きちんと管理することが大切なのだと思います。
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新潟県福祉保健部生活衛生課食の安全・安心推進係 E-mail:ngt040250@pref.niigata.lg.jp
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