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いただきます!にいがた食の安全・安心通信

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第38号:平成19年12月14日発行
*** 今号の目次 ***

■1 食の安全・安心「注目」トピックス
  ・「食品回収情報をホームページに掲載します!」
  ・「大量調理施設衛生管理マニュアルが変わります!」

■2 ホームページ厳選採れたて情報

■3 食の安全・安心リレーコラム
  ・食品の一生スゴロク


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│1│ 食の安全・安心「注目」トピックス
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食の安全・安心に関する情報の中で、今最も注目を集めている話題をピックアップして、皆さんへ紹介するコーナーです!

▲▽   「食品回収情報をホームページに掲載します!」   ▲▽

 毎日のように報道される食品の回収ですが、当県のホームページでは、これまで健康被害が想定され、回収命令が出ているものをトピックス的に紹介しており、自主回収については企業責任ということで、掲載するコーナーを設けていませんでした。
 しかし、食品表示への目が厳しくなる中、表示の記載ミスに製造メーカーが気が付く事例等は今後も皆無にならないと思います。

 そこで、自主回収を行うことになった事業者の方に、県のホームページでも県民に告知していただこうということで、このたび「食品回収情報の提供支援事業」をスタートいたしました。
 にいがた食の安全・安心条例には、「県は事業者が消費者に行う情報提供を促進し支援する」との規定があり、本事業はこの一つということになります。

 希望する事業者の方から、回収する食品の内容や回収方法などについて報告していただき、その情報を県のホームページに自主回収情報として掲載するものです。
 事業者にとっては、経費をかけずに情報を公開できる場ができることになりますし、消費者にとっては、必要な情報を必要なときに入手できる環境が整うことになります。

 自主回収はない方がよいのですが、必要な時は事業者の皆様から是非ご活用いただきたいと思います。県としては、事業者の積極的な情報提供が、消費者の信頼を得る第一歩になり、食の安心を高めるものと考えております。

 自主回収の情報だけでなく、回収命令が出ている食品の情報、国が公表している回収情報へのリンクもつけた「食品回収情報」のページをつくりましたので、是非「にいがた食の安全インフォメーション」ホームページでご確認いただきたいと思います。

▼食品回収情報のページはこちら


▼食品回収情報の提供支援事業の内容についてはこちら


▲▽   大量調理施設衛生管理マニュアルが変わります!   ▲▽

 給食施設の方以外には聞き慣れないものかもしれませんが、このマニュアルは平成8年の腸管出血性大腸菌O157食中毒の多発を受け、平成9年3月にHACCPの考え方を取り入れ、大規模施設向けに厚生省(当時)が作ったものです。
 このマニュアルの普及と関係者の懸命な努力により、給食施設での食中毒をずいぶん減らすことができました。

 しかし、ここ数年のノロウイルスの大流行を受け、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食中毒部会が、先頃その対策について提言をまとめました。
 そしてこの提言をもとに、国がマニュアルの改訂案を公表し、1月4日まで意見募集をしています。

 今回の改訂案には、「トイレの始業前、正午、始業後等定時的な清掃と消毒」、「利用者がおう吐した場合の清掃方法」、「調理員が感染しないための生活上の注意事項」、「感染した調理員の職場復帰の考え方」などが盛り込まれており、徹底した対応を求めるものになっています。

 大変興味深い内容となっておりますので、ご確認の上必要があれば意見を述べていただきたいと思います。

▼大量調理施設衛生管理マニュアルの改訂に関する意見募集はこちら


▼ノロウイルス対策についての提言のページはこちら



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│2│ ホームページ厳選採れたて情報
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新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!

★★「にいがた食の安全インフォメーション」★★…からお届けします!
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■食品衛生法違反者の公表をしました。(今冬始めてのノロウイルスによる食中毒が発生しました)

■店頭掲示板「にいがた食の安全インフォメーション」情報更新しました!No.010「ノロウイルスに注意しよう!」

■11月に開催した「食品営業者のための食品表示講習会」の資料を掲載しました。会場に来られなかった皆様もご活用ください。

■十日町地域食育普及ワークショップが開催されます。(入場無料)

■ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒情報(第4号)を掲載しました。

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★★「安全・安心で豊かな食と緑の故郷づくり」★★からお届けします!
http://www.pref.niigata.jp/norin/syokutomidori/index.html
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■1月9日東京でにいがたフード・ブランド レセプションを開催します
新潟の食を首都圏の皆さんに味わっていただくイベントです。

平成19年度普及活動成果発表会を開催します!
県農業普及指導センターの活動成果を、消費者、農業者、関係機関・団体職員等が一堂に会した中で発表し、意見交換を行います。

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★★    厚生労働省、農林水産省からの注目情報です!    ★★
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■第4回健康食品の安全性確保に関する検討会資料が公表されました。(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/11/s1128-13.html

■牛肉小売価格等の調査結果(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/seisaku/pdf/071210-01.pdf

■食品の業者間取引の表示に関する説明会が1月22日新潟市で開催されます。
(北陸農政局)
http://www.hokuriku.maff.go.jp/news/press/h1912/191212_food.html


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│3│ 食の安全・安心リレーコラム
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にいがた食の安全・安心審議会の委員の皆さんと、食の安全・安心関係部局の新潟県職員が、毎回交互にコラムを執筆します!食の安全・安心にたずさわる人々の、普段は聞けない生の声が聞ける……かも?

◇◇今週は… にいがた食の安全・安心審議会委員で上越教育大学学校教育学部教授の滝山桂子さんから執筆していただきました!

★★★         食品の一生スゴロク         ★★★

 1年は早いもので、もう12月、やっと寒くなり上越らしくなってきました。冬はやはり鍋物ですね。今日はキムチ鍋にしました。秋田の名物、キリタンポ鍋にかかせない比内地鶏も偽表示問題でやり玉にあがっています。
人気ラーメン店のスープが秋田の比内地鶏などを使っているとうたっていたことが、ばれて実は輸入鶏や表示産地以外のものを使っていたということです。ミートホープ事件も挽肉に肉の他の部分を入れたりなど、消費者には分かるはずがないという姿勢がみえみえです。これらは食品の原材料というスゴロクでいえばスタート部分でのごまかしと言えるでしょう。赤福の賞味期限偽表示問題は、スゴロクのあがりの部分です。最後の消費者に届くときに、信頼を裏切る行為をしては、そこまで丹念に作っていた事実があっても水の泡です。冷凍か否かの問題は流通過程の問題でスゴロク
では中間過程です。冷凍は保存の問題と風味の問題がありますが、それにはメリット、デメリットがあります。食品は今まで最初と最後を中心にチェックしてきましたが、なにかリスクが発生したときに中途のどの段階に問題があったかを明確にし、問題解決を急ぐために、ポイントを決めて調べるようになってきています。
 
 それがGAPとか、HACCPとかトレーサビリティとか言われるチェック体制です。エコファーマーという環境保全型農業者を認定する制度もあります。大学院生にこれらの難解な言葉を調べてもらい意見交換しました。その後、「最近、ニュース等で報じられている危険な食の世界と違い、まじめに食品を生産しようとする人々が多くいるのだとわかり一消費者としても心強かったです。教育の中でも、このような良い流れを教えていくことができれば幸せです。教材研究したいと思いました。」という感想が寄せられました。食品の一生をスゴロクにみたて、スタート、プロセス、
ゴールまで手を抜かず、食の安心・安全に向けて、「あがり!」といきたいものです。

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│4│ 編集後記
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上越から新潟に引っ越してきて初めての冬です。未だに雪が降らない事に、地域差を感じます。新潟ではスタッドレスタイヤがいらないのでは?と考える今日この頃です。

 冬になるとやっぱり海の幸を堪能したくなります。特に生魚が好きなので、お刺身やお寿司をよく食べます。

 さて、トピックスで紹介しました「大量調理施設衛生管理マニュアルの改訂」の中に「調理従事者等はノロウイルスの流行期には十分に加熱された食品を摂取する等により感染防止に努め」と言う記載があります。調理従事者の方は、日頃の生活から気をつけられていると思いますが、せっかく美味しい時期に食べ物にも気をつけなくてはならないとは、従事者の方は大変だと実感しました。それに、「月に1回以上の検便を受ける事」とありますが、ノロウイルスの検便は1回に15,000円くらいかかります。もちろん、健康保険も使えません。これがそのまま企業の負担となっ
てしまうことを考えると、リスク管理のためには必要不可欠ですが費用面で、もう少しやすくならないものかと思います。

 先号でもご紹介しましたが、12月2日に開催された「新潟県健康づくり・食育推進県民大会」に参加してきました。当日は、あいにくの雨でしたが、約2000人の来場がありました。私たち生活衛生課のブースでは、やはりノロウイルス対策について聞かれる場面が多く、関心の高さを感じました。

 最近、ノロウィルスによる食中毒や感染症の記事をよく目にします。私の周囲には感染者がいませんが、ノロウイルスの驚異を身近に感じます。
皆さんもくれぐれもお気を付けください。
 家に帰ったとき、調理前、トイレの後はせっけんでしっかり手洗いを忘れずに行うなどくれぐれも「感染しない」「感染源にならない」よう記を付けましょう。

▼ノロウイルスによる感染症胃腸炎・食中毒情報はこちら
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新潟県福祉保健部生活衛生課食の安全・安心推進係 E-mail:ngt040250@pref.niigata.lg.jp
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