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いただきます!にいがた食の安全・安心通信

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第40号:平成20年1月11日発行
*** 今号の目次 ***

■1 新年のごあいさつ

■2 ホームページ厳選採れたて情報

■3 食の安全・安心リレーコラム
  ・歳取り魚から食料事情を考える

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│1│ 新年のごあいさつ
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           新潟県福祉保健部参事 生活衛生課長 飯田和久

 みなさま、新年あけましておめでとうございます。
 おかげさまで当メールマガジンも第40号を数え、2回目の正月を迎えることができました。
 本年も、引き続きご愛読お願いいたします。

 昨年は、正月早々大手菓子メーカーによる期限切れ原材料使用の問題、テレビ番組でのダイエット効果ねつ造の問題などが報じられ、6月には北海道の食肉加工会社での偽装食肉問題、その後、菓子の賞味期限延長や製造日の偽装、様々な食品での原産地や原材料の偽装が報じられました。
 一年を表す漢字として「偽」が選ばれ、続いて「食」「嘘」「疑」「謝」となり、上位はすべて食品偽装など不祥事が続いた世相を反映したものと思います。

 今年は、是非、明るい「漢字」が選ばれるような世相になることを期待します。特に、食品分野におきましては食の安全と消費者の信頼確保に向け、食品関連事業者に対し厳正に指導を行うとともに、消費者の皆さんも含め、食品表示について理解が深められるような取り組みを行っていきたいと考えております。

 また、7月に発生した新潟県中越沖地震では、たくさんの方々が被災し、現在も復興に向け頑張っておられます。
 新潟県としましては、引き続き被災者の皆さんの支援を行い、県民の皆さんが安全で安心な暮らしができるよう、取り組んで参りたいと考えております。

 今後とも、皆様の食の安全・安心に関する疑問・関心に少しでも応られるよう、このメールマガジンも含め、より幅広い情報を提供して参りますので、引き続きよろしくお願い申し上げますとともに、みなさまにとって素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。


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│2│ ホームページ厳選採れたて情報
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新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!

★★「にいがた食の安全インフォメーション」★★…からお届けします!
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■食品回収情報を更新しました。4件掲載しています。


■「ノロウイルスによる感染症胃腸炎・食中毒情報」随時更新中。


■食品衛生法違反者の公表をしました。


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★★「安全・安心で豊かな食と緑の故郷づくり」★★からお届けします!
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■「糸魚川そばの里」の新そば祭りについて

■農業振興部(農業振興)FAQ(よくある質問とその答え)
 ・コシヒカリBLとはなんでしょうか?
 ・にいがた地鶏とは何ですか?
 ・ポジティブリスト制度とは何ですか? など


■【新潟】新潟地域「売れる米づくり」推進大会を開催します
http://www.pref.niigata.lg.jp/niigata_norin/1198170984547.html

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★★    厚生労働省、農林水産省からの注目情報です!    ★★
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■フグの取扱いに係る監視指導の強化の通知がありました。(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/kanshi/071226-1.html

■料理の自給率計算ソフト(クッキング自給率)平成18年度版データアップデートが公開されました。(農林水産省)
 料理に使用される食材とその量から、カロリーベースの食料自給率を計算することができるソフトです。
http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/kikaku/071227.html

■1月の食育イベント情報(北陸農政局)
 新潟県内で開催される、食に関する様々なイベント情報が紹介されています。
http://www.hokuriku.maff.go.jp/safe/shokuiku/net18/event2001n.html

■食品の業者間取引の表示に係る説明会が、1/22(火)新潟市で開催されます。(北陸農政局)
http://www.hokuriku.maff.go.jp/news/press/h1912/191212_food.html

■「食の安全フォーラム〜食品の賞味期限〜」が2/13(水)新潟市で開催されます。(独立行政法人農林水産消費安全技術センター)
 期限表示の設定方法及び時間の経過に伴う品質劣化など食品のリスクについて情報を共有化することを目的に標記講習会が開催されます。
 内容や申込方法はこちら
http://www.famic.go.jp/area_information/honbu/19honbu/191214.pdf

■食品に関するリスクコミュニケーション(輸入食品等の安全確保に関する意見交換会)の開催について
 平成20年度輸入食品監視指導計画(案)及び現在見直しを行っている器具・容器包装及び乳幼児玩具の規格基準改正の説明を行います。
 また、基調講演及び消費者、事業者等の関係の皆様とのパネルディスカッション、意見交換等を通じ、輸入食品等の安全確保についての理解を深め、関係者間の認識を共有するための機会を設けることといたしましたので、お知らせいたします。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/080110-1.html

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★★  プチ☆トピックス  ★★
■おやこ食育クイズラリーのご案内
 1月19日(土)にジャスコ村上東店でおやこ食育クイズラリーを開催します。クイズに参加していただいた方にはもれなく参加賞を差し上げます。さらに、抽選で岩船産のお米をプレゼントします。
 クイズ参加者へはもれなく参加賞を
 さらに、抽選で岩船産のお米をプレゼントします。
 
 ▼詳しくはこちらをご覧ください。ご来場をお待ちしております。
http://www.fureaikan.net/syokuinfo/99sonota/200109.pdf

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│3│ 食の安全・安心リレーコラム
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にいがた食の安全・安心審議会の委員の皆さんと、食の安全・安心関係部局の新潟県職員が、毎回交互にコラムを執筆します!食の安全・安心にたずさわる人々の、普段は聞けない生の声が聞ける……かも?

◇◇今週は… にいがた食の安全・安心審議会委員 石川 修さん(株式会社加島屋 製造部取締役)から執筆していただきました!

★★★      年取り魚から食料事情を考える       ★★★

 新年あけましておめでとうございます。
 さて、皆様のご家庭では大晦日に歳取り魚をお召し上がりになられましたでしょうか。新潟県は沖合いに寒流と暖流が交差する豊かな日本海が広がり、前浜で漁獲される魚を食材とした食文化が各地域で伝承されています。

 大晦日に神様にお供えする年取り魚はその地域を代表する魚と位置付けられ、豊かな自然の恵みに感謝して鮭やブリがお供えされます。なかでも鮭は毎年確実に生まれた川に群れで帰って来るため、古来より長い冬を越すための食料として重要で特別な魚とされ、余すところなく食する工夫をこらした料理が今日に伝えられています。ふ化放流技術の進歩とともに毎年多くの鮭が北洋から日本に帰ってきており、コメと並び数少ない持続生産可能な国産食料資源となっていますが、国内での消費は輸入魚に押され、国産の鮭の多くが中国など外国へ輸出されているのが現状です。

 反面、日本の食料自給率は40%を切り、世界一の食料輸入国となっているにもかかわらず、廃棄する食品が全体の3割を超えるとも言われています。諸外国を見ると、加工食品には賞味期限という表示ではなく、best before・・・・・・(最も美味しくいただける日にち)という表示になっているものが多く、このことからも日本よりはるかに食品を理解し、大切にしていることがうかがえます。

 近い将来、地球規模の食料不足が危惧される今こそ、身近な食材を見直し、先人の知恵を現代に生かし、感謝の気持ちとともに限りある食べ物を残さず美味しくいただけるようみんなで考え直す時ではないでしょうか。


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│5│ 編集後記
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 新年あけましておめでとうございます。
 昨年に引き続きご愛読頂きありがとうございます。

 みなさまはおせち料理と言われて何を思い出しますか?

 我が家では、「黒豆」「なます」「松前漬け」そして、おせちと呼べるのかわからないのですが、お正月に欠かせないのがなんと言っても、「のっぺ」です。
 先号で紹介した、「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれたように、新潟県の郷土料理として欠かせない物だと思います。
 韓国には家庭の数だけキムチがあると言われますが新潟県の場合は家庭の数だけ様々な「のっぺ」があるのではないでしょうか。ちなみに、我が家は里芋や椎茸などの野菜を煮て片栗粉でとろみを付けます。

 年の瀬になると新聞折り込みチラシなどでおせちの広告をよく見かけます。重箱一段で1万円など、普段の食生活では考えられない値段で、毎年驚かされます。

 それを祖母に話したところ、「黒豆」を作るには8時間煮るなどおせちは大変手間がかかるからだと言われ、おせちを高いと感じるのは私が伊達巻きくらいしか作ったことがないからだと恥ずかしくなりました。
 来年はぜひ「黒豆」を自分で作ってみたいと思います。
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新潟県福祉保健部生活衛生課食の安全・安心推進係 E-mail:ngt040250@pref.niigata.lg.jp
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