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*** 今号の目次 ***
■1 食の安全・安心「注目」トピックス
・中国産冷凍餃子による食中毒について
■2 ホームページ厳選採れたて情報
■3 食の安全・安心リレーコラム
・有機農業公園の「夢」
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│1│ 食の安全・安心「注目」トピックス
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食の安全・安心に関する情報の中で、今最も注目を集めている話題をピックアップして、皆さんへ紹介するコーナーです!
▲▽ 中国産冷凍餃子による食中毒について ▲▽
1月30日夕方、ある新聞社から当課に中国産餃子による健康被害について問い合わせがあり、あわててテレビをつけ、ニュースの第1報を目にしました。それ以来、連日の詳しい報道で、読者のみなさまもこの事件についてはよく知っておられることと思います。
新潟県では、地元保健所を通じて当日夜からスーパー各社に呼びかけ、当該製品の撤去と、買った方に食べることがないよう店頭告知をするよう指導してまいりました。その後も販売店や食品問屋などの調査をしていますが、現在は回収対象製品が店頭で売られていることはありません。
県内でも、十数名の方々から、餃子に関連する健康被害ではないかとの届け出を受けており、届出のあった方の健康調査を行い、ご家庭にあった餃子の残品の検査を行いました。県内での検査では、報道されているメタミドホスやジクロルボスは検出されず、届出のあった方々も全員回復しており、現在のところ当該餃子による農薬中毒と関連づけられた事例はあり
ません。
冷凍食品は、非常に賞味期限の長い商品ですので、改めてご家庭の冷凍庫に回収対象となっている商品がないか点検の上、回収対象品があった場合は、決して食べることがないようお願いいたします。
回収対象品情報(農林水産省ホームページ)
現在のところ、農薬の混入が確認されているのは、ジェイティフーズの冷凍餃子2製品だけであり、その他の製品は中国の同じ工場で製造されたか、その工場から原材料を調達していたため、念のため自主回収されているものです。
中国製品すべてが危険であるかのように感じておられる方もいると思いますが、そのような事実はありませんので、過剰な心配はなさらないようお願いいたします。
◆ ◆ ◆
県では、第1報の翌日から、中国産餃子等に関する県民相談窓口を開設し、県民の皆さんの問い合わせに対応しております。
相談の多いものについて、Q&A形式でいくつかご紹介いたします。
Q 子供のお弁当に回収対象品を入れていたのですが、今後健康被害が出ることはないでしょうか?
A 今回の事件は高濃度の農薬を摂取したために起こった急性中毒です。
メタミドホスなどの有機リン系農薬に蓄積性はなく、体内で代謝され、排泄されます。現在症状が出ていない場合、たとえ対象商品であっても、高濃度の農薬が入っていたものを食べたわけではないと思いますので、ご心配の必要はありません。
Q 餃子を食べて数日後に下痢をしたが関連があるのではないか?
A 有機リン系農薬による急性中毒では、食べた直後から数十分でおう吐などの症状がありますので、他の原因の可能性が高いと思われます。
Q 回収対象品以外の中国産冷凍食品を持っていますが捨てた方がよいでしょうか?
A 心配ありませんので賞味期限内にお召し上がりください。
このほかでは、持っている冷凍食品が回収対象品か調べてほしいといった相談が多く寄せられています。
県では、相談窓口をこの土日、祝日も含め15日まで開設しています。
相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
☆相談窓口など新潟県の中国産冷凍餃子に関する対応はこちら☆
▽この問題に関する各省庁などの対応は下記リンク先をご覧ください。
▼厚生労働省
中国産冷凍ギョウザが原因と疑われる健康被害事例の発生について
▼農林水産省
中国産冷凍ギョウザが原因と疑われる健康被害事例関連情報
▼食品安全委員会
中国産冷凍ギョウザが原因と疑われる健康被害事例の発生について
メタミドホスのハザード情報シート
▼千葉県 中国産冷凍ギョウザによる食中毒関連情報
▼兵庫県 食品による毒物中毒疑い事例について
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│2│ ホームページ厳選採れたて情報
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新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!
★★「にいがた食の安全インフォメーション」★★…からお届けします!
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■平成20年度新潟県食品衛生監視指導計画への意見を募集しています。
■ノロウイルスによる食中毒が発生し、食品衛生法違反者として公表しました。
■違反食品等に対する行政処分等を公表をしました。(ナイロンサーバーナイフ)
■食品回収情報を更新しました。5件掲載しています。
■食品の適正表示等講習会を開催します。(柏崎地域の方限定です)
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★★「安全・安心で豊かな食と緑の故郷づくり」★★からお届けします!
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■県民アンケート調査「米消費と米粉を使用した新たな食品について」の結果を発表しました。
■【佐渡】プリップリッの牡蠣が美味しいですよ!
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★★ 厚生労働省、農林水産省からの注目情報です! ★★
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■平成18年度畜水産物中のダイオキシン類の実態調査の結果について(農林水産省)
■平成18年度食料品消費モニター第3回定期調査結果について(農林水産省)
■「食事バランスガイド」に関するアンケート結果について(北陸農政局)
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│3│ 食の安全・安心リレーコラム
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にいがた食の安全・安心審議会の委員の皆さんと、食の安全・安心関係部局の新潟県職員が、毎回交互にコラムを執筆します!食の安全・安心にたずさわる人々の、普段は聞けない生の声が聞ける……かも?
◇◇今週は… にいがた食の安全・安心審議会委員 岡田玲子さん(新潟県消費者協会 前副会長)から執筆いただきました。
★★★ 有機農業公園の「夢」 ★★★
有機農業推進法が制定されて一周年目にあたる2007年12月8・9日、第8回日本有機農業学会が新潟大学農学部において開催され、一般市民にも参加を呼びかけていましたので、有機農業について学ぶ好機と思い参加させていただきました。有機農薬とは何かについて課題も含めて多くを学ばせていただき、感動と感謝の2日間でした。それらの学びの中より一つ、「有機農業公園」についてご紹介させていただきたいと思います。
◇ ◇ ◇
「大都市東京の荒川河川敷に沿って、足立区民が四季の移り変わりを楽しむ緑豊かな足立区都市農業公園(約9ヘクタール)がある。そこにある田(12アール)、畑(20アール)、果樹(梅、葡萄など)の手入れを本格的な有機農業で行いたいという公園側からの依頼に応え、2004年4月から日本有機農業研究会による有機圃場作業管理が始まった。
公園には有機農業による美しい田や畑が出現し、ギンヤンマやカルガモも飛んでくるような、豊かな環境が息づき始めた。多くの区民が農作業を楽しむ体験教室や野菜栽培を習う教室も開かれ、公園内にある工房棟(陶芸、草木染め、紙漉き教室)、緑の相談所(植物観察会・ハーブ教室)、自然環境館などの活動と相俟って、ますます楽しいものになってきた。身近にあり、誰でもみることができる有機農業による公園の田畑は、区民にも近隣の農家にも、実際に有機農業でどのように作物ができるのか、作業はどのようなものかがよくわかる。一時的にアオムシが付いても立派に再結球するキャベツをみれば、有機農業の土や作物の持つ力強さや美しさを見てとれる。教育ファームとして、子どもも大人も直にに触れる機会も増え、農のもつ力を沢山の人が感じとれるであろう。」
◇ ◇ ◇
このような「有機農業公園」が新潟県内にも創設されたら素晴らしいなぁと思いました。本県でも、2007年6月に農業者・消費者・関係団体・行政・研究機関が一緒になって推進する「にいがた有機農業推進ネットワーク」(代表:鶴巻義夫氏)が立ち上げられました。夢のような「夢」の実現に、一消費者としての責務を痛感しつつ、期待を寄せております。
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│4│ 編集後記
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今週の日曜日は、節分でした。節分と言えば豆まきですが、メールマガジンをご愛読いただいている方の中にも落花生の値段に驚いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
先週発覚した「中国産餃子が原因と疑われる食中毒関連事件」の影響か中国産の落花生は安く、千葉県産の落花生は割高な気がしました。事件発覚後中国産食品全体に影響が出ているようです。高校の授業で習った需要曲線と供給曲線のグラフを思い出します。
思い出すと言えば、毎年この季節に、豆と一緒に店頭に並ぶ赤い鬼のお面を見ると「泣いた赤鬼」という昔話を思い出します。
あまりメジャーな話ではないのでご存じない方も多いのではないかと思いますが、すごくいい話なので機会がありましたらぜひ読んでみてください。
泣いた赤鬼 |
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