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*** 今号の目次 ***
■1 食の安全・安心「注目」トピックス ・事故米穀の不正流通問題について
■2 インフォなび
■3 ホームページ厳選採れたて情報
┌─┐ │1│ 食の安全・安心「注目」トピックス └─┴──────────────────────────────
食の安全・安心に関する情報の中で、今最も注目を集めている話題をピックアップして、皆さんへ紹介するコーナーです!
▲▽ 事故米穀の不正流通問題について ▲▽
事故米穀が不正流用していたというニュースが流れ、早いもので1ヶ月になろうとしています。この間、事故米穀に加え、中国国内で牛乳へのメラミン混入事実が明らかとなり、 中国国内のみならず我が国にも加工食品の原材料に乳、乳製品を使用した製品が輸入され、回収する事態となり、大きな問題となりました。幸いにもこれらによる健康被害は報告されていないようですが、消費者の食への一層の不安感を高める要因となってしまい、県では9月17日事故米穀に関する相談窓口、22日にはメラミンに関する相談についても窓口の拡充を図り、消費者等からの相談に当たってきております。相談の中にもそれらの食品を食べても安全なのか?など食への関心の高さが伺えるものが多数寄せられました。
事故米穀問題では、その事故米(カビの発生米)の売却先として、新潟県内にも2業者ありましたが、1事業者が事故米穀を米でん粉の原料の一部として使用し、食用でん粉と非食用でん粉と区別せずに販売していた事実が明らかになりました。
県と長岡保健所では、その業者に対して食品衛生法に基づき立入検査を行い、不正流用を確認した後、平成15年5月から平成19年8月までに製造、販売した製品の内、事故米穀を原材料として製造したでん粉について長岡保健所は食品衛生法第6条違反として同法54条の規定により、9月17日に回収を命令しました。
そもそも、食品衛生法は、「飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、公衆衛生の向上及び増進に寄与すること」を目的としています。
そのため、腐敗したり、有毒な物質が含まれたり、病原微生物により汚染されるなど、人の健康を損なうおそれのある食品や添加物の販売を、食品衛生法第6条で禁止しています。
そして、食品衛生法第54条で、規格違反の食品などを食品衛生上の危害を除去するために必要な処置をとることを命ずることができると定めています。
その2つの条文により、長岡保健所は、非食用事故米穀を原料として製造した製品の回収を命令しました。
ただ、本件の事故米穀はカビが発生したため非食用とされたもので、関西、九州地方で発生した事件のようなアフラトキシンやメタミドホスによる汚染を受けた米穀とは健康リスクの観点からも異なるものであるということをもう一度ご確認願います。
新潟県で発生した事件では、該当米でん粉の販売先は特定できませんでしたが、事故米穀を原材料として使用した製品の保証期限が平成20年8月で切れていることから、現在、当該製品が流通していないこと、又、これまで健康被害の届け出がないことなどもありますが、県では引き続き回収を指導するとともに相談窓口を開設し皆様の不安にお応えしてまいります。
▽非食用の事故米穀の不正規流通に関する情報はこちら ┌─┐ │2│ インフォなび └─┴──────────────────────────────
いよいよ、今週末からきのこ講習会が開催されます。
野生のきのこの鑑別は大変難しいので、素人判断は避け、必ず専門家にみてもらいましょう。
このところ、気温も急に低くなり、きのこ狩りのシーズンを迎え、スギヒラタケも多く見られるでしょうが、本年も引き続き、スギヒラタケの急性脳症との因果関係が否定できないため、採取は控えましょう。
平成16年の9月から10月にかけて、新潟県や秋田県などで腎機能障害とスギヒラタケの摂食を共通事項とする急性脳症の患者さんが多発しました。
当初は、腎機能が低下していることが原因の一部であると考えられていたため、腎機能の低下している方を対象にスギヒラタケの摂食を見合わせるように呼びかけていました。
ところが、腎機能障害の有無が不明である死亡例が報告され、腎機能障害の有無にかかわらず、原因が究明されるまでの間、念のためスギヒラタケの摂食を見合わせて頂いております。
昨年の平成19年10月22日県内の医療機関から急性脳症の疑い症例の報告がありました。患者さんは腎機能障害があり、10月初旬よりスギヒラタケの摂食履歴がありました。
原因が究明されるまで、スギヒラタケは絶対に食べないでください。
▽スギヒラタケの情報はこちら
┌─┐ │3│ ホームページ厳選採れたて情報 └─┴──────────────────────────────
新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!
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■非食用の事故米穀の不正規流通に関する情報を更新しました。
■中国における牛乳へのメラミン混入事案への対応について
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■県内養鶏場の鳥インフルエンザに関する情報
───────────────────────────────── ★★ 厚生労働省、農林水産省などからの注目情報です! ★★ ─────────────────────────────────
■事故米穀の不正規流通に関する地方自治体の調査結果等について(平成20年9月19日17時時点)(厚生労働省)
■中国における牛乳へのメラミン混入事案への対応について(厚生労働省)
■非食用の事故米穀の不正規流通米について(農林水産省) |
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