|
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏
┏┏┏ ♪いただきます!にいがた食の安全・安心通信♪ ┏┏┏
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆第528号◆新潟県生活衛生課発行(平成30年3月8日発行)◆
ただいま937人に配信中。いつでも読者募集中!
*** 今号の目次 ***
■1 食の安全・安心「注目」トピックス
・リステリアによる食中毒について
■2 インフォなび
・ゆで卵ボロボロ問題
■3 ホームページ厳選採れたて情報
┌─┐
│1│ 食の安全・安心「注目」トピックス
└─┴──────────────────────────────
▽▲リステリアによる食中毒について▲▽
海外の話題になりますが、南アフリカ共和国において、リステリアによる
食中毒で1000人以上が感染し、180人が死亡しているとの報道がありました。
食中毒の原因となった食品は、同国で製造されていたソーセージのようです。
また、オーストラリアでは、メロンが感染源と見られるリステリア症で、
これまでに3人が死亡したと報道されました。
リステリアは、河川水や動物の腸管内など、環境中に広く分布する細菌で、
厚生労働省によれば、日本で食品由来によるリステリア症が、年間で100万人
あたり0.1~10人発生していると推計されています。
リステリアに感染しても、健康な成人であれば非常に多くのリステリアを
摂取しなければ発症せず、また、発症しても、一般的には軽症で自然に治る
とされています。
ただ、症状の重篤度には個人差があり、悪寒、発熱、筋肉痛など、他の感染症と
区別が難しい症状であったり、敗血症、髄膜炎、中枢神経系症状などを
引き起こす場合もあります。
リステリアは、十分な加熱により死滅しますが、4℃以下の低温や、
12%の食塩濃度でも増殖できる点が特徴です。冷蔵庫での保管や、塩漬けしても
リステリアは増殖し、食中毒の原因となるおそれがあります。
リステリアによる食中毒で気をつけた方がよい食品として、欧米で集団食中毒が
発生しているナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモンなどがあります。
また、国内でも欧米と同様に、とても菌数は少ないですが、乳製品、食肉加工品や
魚介類加工品などからリステリアが検出されています。そのため、リステリアによる
食中毒を予防するためには、家庭における食品の衛生的な保管及び調理が重要に
なります。
リステリアによる食中毒を予防するため、以下のことに注意しましょう。
・生野菜や果物などは食べる前によく洗う。
・消費期限、賞味期限内に食べる。
・開封後は、期限に関わらず速やかに消費する。
・長期間保存する場合は、冷蔵庫を過信せず、冷凍庫で保管する。
・加熱が必要なものは、よく加熱してから食べる。
厚生労働省/リステリアによる食中毒
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055260.html
┌─┐
│2│ インフォなび
└─┴──────────────────────────────
【ゆで卵ボロボロ問題】
ゆで卵を剥くときに、白身が卵の薄皮にくっついて上手く剥けなかったこと
はありませんか?私もちょうど最近、結構な量が薄皮にくっついて取れなく
なってしまい、もったいない思いをしました。
実は、こうなるのには原因があり、白身に含まれる炭酸ガスが、卵を茹でる際に
殻の外に出ようとして、白身が薄皮に押しつけられるために起こっていたそうです。
運だと思っていたら違ったのですね。
炭酸ガスは、新鮮な卵に多く含まれ、時間が経つと自然とガスが抜けていくため、
季節や環境にもよりますが、産卵後3~4日間冷蔵庫に置いておいた卵を使うと、
つるんと綺麗に剥けるゆで卵が作れるそうですよ。
┌─┐
│3│ ホームページ厳選採れたて情報
└─┴──────────────────────────────
新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、
採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!
─────────────────────────────────
■市場流通している農産物、加工食品、食肉、鶏卵、水産物、原乳の
放射性物質の検査結果について
(3月1日~3月7日の検査結果は、すべて基準値未満でした。)
http://www.fureaikan.net/syokuinfo/topics/t110322.html
■ノロウイルス情報(第9号)を掲載しました
http://www.fureaikan.net/syokuinfo/01consumer/con02/con02_02/con02_02_05_01.html
|
|