新潟県酪農発祥の地と言われている安田地区(阿賀野市)で搾乳された牛乳を使用して薄く焼き上げたサクッとした食感のクッキーに、ホワイトチョコを手で優しくサンドしたラングドシャーです。
製造工程と工程管理
@ 原材料の受入れ
原材料を受け入れる際に安全を確認します。
各原材料の賞味期限や製造日、外観や包装の破損、冷蔵原材料や冷凍原材料の場合は適切な温度帯で保管されていたのかをチェックすることで、使用する原材料の安全を確認しています。
A クッキー生地の仕込み
ラングドシャーのクッキー部分の生地を仕込みます。
小麦粉・砂糖・マーガリン等を練り上げて仕上げています。
B クッキー生地の成形
筒状の専用の型を使用して、四角いクッキーの形状に型抜きしています。
C クッキーの焼成
専用の長いトンネル型のオーブンで、クッキーを焼き上げます。
クッキーを焼き上げ、かつ病原微生物を死滅させる重要な工程です。
トンネル型のオーブンは、内部の各所で設定温度が異なり、100〜250℃に設定されています。しっかりと高温で焼成することで病原微生物を死滅させています。
衛生管理上、重要工程
「クッキーの焼成」の工程を詳しく解説します!
「クッキーの焼成」の工程では、クッキーの焼成不足によって、クッキーに病原微生物が生き残ってしまう可能性がありますが、衛生管理上の重要工程として温度管理を厳重に行うことで、クッキーに病原微生物が生き残る可能性を除去しています。
D チョコプレートをサンド
チョコプレートを焼かれたクッキーでサンドします。
ラングドシャーをサクッとした食感に仕上げるため、柔らかいクッキーでチョコプレートをサンドしています。
機械化するとクッキーが割れてしまうため、ひとつひとつ丁寧に手作業でサンドしています。
E 冷却
熱々のクッキーとチョコプレートをサンドして急速に冷却することで、クッキーとチョコプレートを接着します。
F 個包装
出来上がったラングドシャーを専用の機械で個包装します。
G 異物除去検査
金属検出機にて金属がラングドシャーに混入していないことを確認し、X線検査機にて硬質異物がラングドシャーに混入していないことを確認します。
もし仮にラングドシャーに金属片が混入していた場合、製造ライン上から弾き飛ばされる仕組みになっています。
衛生管理上、重要工程
「異物除去検査」の工程を詳しく解説します!
製造工程内で使用している機械や器具類等で破損があった場合、ラングドシャーに金属異物や硬質異物が混入する可能性があります。
「異物除去検査」の工程を、衛生管理上の重要工程として厳重に管理することで、金属異物や硬質異物が混入しているラングドシャーを製造ライン上から弾き飛ばして除去しています。
また、製造ライン上から除去された「金属異物や硬質異物が混入したラングドシャー」の取り扱い方法をルール化してあるため、誤って製造ライン上に戻されて商品化されてしまう可能性を排除しています。
H トレー詰め
専用の機械で個包装されたラングドシャーをトレーのマスに詰めています。
以前は手作業で行っており、入数不足が発生することもありましたが、機械を導入して以降は一度も発生していません。
機械の正確な動作が効果的に発揮されている工程です。