新潟県立環境と人間のふれあい館 ~新潟水俣病資料館~
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◎ 感想

2004/07/11
水俣病はけっして治らないと知り、大きなショックを受けました。工場が流し出した工場排水により一生水俣病の症状と戦いながら生きていかなければいけないからです。重症になると意識がなくなったり、錯乱状態になったり、突然けいれんが起きたりして死に至る場合があります。また別の症状では手足がしびれる、熱さや痛さを感じない、真っすぐ歩けない、物が見える範囲がせまくなる、耳が聞こえづらくなる、うまくしゃべれないといった症状などがあるそうです。
語り部の権瓶さんの話ですと、耳がきこえないのが一番つらいそうです。それに水俣病の人々はクーラー等の冷房にとても弱いなど日常生活に多くの障害を持ってしまいました。又、母親が水銀を魚を通して摂取して、胎児まで障害を与えました。
 水俣病の人々は新潟地方裁判所に訴えをおこしたりもしました。最終的に七十七人の人々が訴えをおこしました。本当はもっとたくさんの人々が訴えをおこせたと自分は思いましたが、訴えをおこすと周りから金が目的とか言われるのでしなかった人々も多数いました。これはまちがっていると思います。本当に水俣病の人が苦しんでいるのに賠償金をもらえないというのはおかしいと思います。それに認定されない人はいろいろと不便なことがあったそうです。国はちゃんと国の責任をみとめなければならなかったと思います。
 今回の総合学習では水俣病の実態が知れて本当に良かったと思いました。この新潟水俣病の経験と教訓を後世にまで伝えていってほしいと思いました。
新潟県立高校1年生( H15.7.11来館)
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