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◎ 【開催報告】水俣病発生地域間交流事業 |
16/08/10 |
県内の小学生児童が水俣市を訪れて現地で交流をしました。 新潟県と同じ、水俣病の発生地域でありながら遠方にある熊本県との交流を促進することで、水俣病の教訓を次の世代へ正確に伝えるとともに、環境保護に対する意識の向上を図ることを目的として、小学生児童の交流事業を行いました。
●参加対象 新潟市立太田小・横越小、阿賀野市立保田小の小学校5年生及び教師 ●参加人数 各校児童4名及び教師1名(計15名) (熊本県水俣市立水俣第二小・湯出小の小学校児童・教師と交流)
●実施時期 平成28年8月3日(水)~5日(金) 2泊3日
●内 容 水俣病・環境問題への理解を深めるため、新潟の小学校児童が水俣市を訪れ、水俣の小学校児童とともに交流と体験学習をしました。 1.水俣市の患者さん方との交流、体験学習 ・「さかえの杜ほっとはうす」訪問、胎児性水俣病患者さんとの交流 ・水俣病患者さんによる語り部(南アユ子さん、緒方正実さん)聴講 ・ものづくり体験(ストラップづくり) など 2.水俣病関連施設の見学 ・水俣市立水俣病資料館 ・エコパーク水俣、慰霊碑、百間排水口 など 3.参加児童の交流・学習 ・グループ学習、学習成果発表会、意見交換・交流会 など
◆「学習成果発表会」での子どもたちの発表(抜粋)より ・チッソ工場や県がもっと早くきけんだといっていたらみなまた病のかんじゃさんはへっていたと思います。それがざんねんでなりません。 ・百間排水口はチッソがメチル水銀を30年間流しつづけていた所です。ぼくはどうしてチッソはメチル水銀が体に悪いと分かっていながら30年間も流していたのかなと思いました。 ・南さんが一番つたえたいのが「いじめはぜったいにしない!」私はおとなになってもわすれずに生きていきたい! ・かんじゃさんができる事をいっしょうけんめいやっているすがたを見て本当に仕事をしたいんだなと思いました。 ・安田のおじぞうさんと水俣のおじぞうさんが同じなのはすごいと思う。とおくはなれていても新潟と水俣はふかいきずなで結ばれていると思う。 ・私は緒方正実さんの話を聞いてうれしいことは、悲しいことがあるからと言う言葉が一番心に残った。なぜならつらく悲しい思い出も前向きに考えて正直に生きようとしているからだ。私も緒方さんを見習って正直に自分の気持ちを伝えられるようにしたい。 ・最後に緒方さんが水俣病にかかかった事でみんなと出会えたという言葉が心に残りました。
●参加校から、事業の成果について環境学習等支援事業発表会(2月頃開催)で発表していただく予定です。
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