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☆・☆・・「にいがた」から食の安全・安心をお届けします!・・☆・☆
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┏┏┏ ♪いただきます!にいがた食の安全・安心通信♪ ┏┏┏
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◆第2号◆新潟県生活衛生課発行(平成18年7月28日発行)◆◆
「にいがた」から「食の安全・安心」情報を、採れたて新鮮なままお届けするメールマガジン『いただきます!にいがた食の安全・安心通信』の第2号です!
もう7月も終わりに近づいているのに、まだ梅雨から抜け出せないですね。
相変わらず、じめじめした毎日が続いています。こんな時はカビが生えやすくなっていますので、食品の保管には気を付けたいものです。
前回のメルマガでは、腸炎ビブリオ食中毒の発生を懸念した「食中毒予防注意報」の発令を特集しました。大雨後に濁った川の水が海に流れ込み、海水中で腸炎ビブリオ菌が増加する恐れがありますので、魚介類の取扱い(購入・調理・お召し上がり方)にはくれぐれもご注意を。
▼食中毒予防注意報
*** 今号の目次 ***
■1 食の安全・安心「注目」トピックス
・牛レバーなど食肉は十分加熱して食べましょう!
■2 ホームページ厳選採れたて情報
■3 食の安全・安心リレーコラム
・若狭小浜の食文化
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│1 │ 食の安全・安心「注目」トピックス
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にいがたの食の安全・安心に関する情報の中で、今最も注目を集めている
話題をピッアップして、皆さんへ紹介するコーナーです!
★★★★牛レバーなど食肉は十分加熱して食べましょう!★★★★
(※文中の注釈について、このコーナーの最後にリンク先があります。)
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皆さんは、食肉を加熱しないで食べる行為は、何となく危険だというイメージをお持ちでしょうか?「新鮮なものなら大丈夫」と思っていらっしゃる方も多いのでは?現に、焼肉店などの飲食店に足を運ぶと、「牛レバー刺し」「とり刺し」などのメニューを見かけることも多いと思います。
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「にいがた食の安全インフォメーション」ホームページの「食中毒統計」ページをご覧いただくと、最近の新潟県内の食中毒の傾向について「あること」に気がつきます。「病因物質」欄に注目していただきたいのですが、4月に入ってからは「カンピロバクター」食中毒の発生が目立っています。7月現在ですでに6件。これは去年の7件にすでに迫る勢いです。
このカンピロバクター食中毒の原因食品として最も多いのが、鶏肉を使った料理や「とりわさ」「牛レバー刺し」などです。
一般の方はあまりご存知ないかもしれませんが、牛や鶏などの家畜・家きんは、健康な状態で腸管内などにカンピロバクターや病原性大腸菌などの食中毒菌を持っていることが知られているのです。
例えば、厚生労働省の研究。健康な牛の肝臓の約1割から、カンピロバクターが検出されています。※1
また、新潟県内の市販鶏肉の約5割からカンピロバクターが検出されています。※2
ちなみに、今日の食肉処理の技術では、これらの食中毒菌を100%除去することは困難とされています。また、新潟県の調査では、「生食用」牛レバーを出荷している「と畜場」は国内にはありませんでした。
こうした危険情報を知ると、焼肉店や居酒屋などでよく見かける「牛レバー刺し」「とり刺し」などの生肉料理は、食中毒にかかる危険性が高い料理だとわかります。現に、過去1年間に新潟県内で発生したカンピロバクター食中毒9件のうち、5件が飲食店提供の「牛レバー刺し」が原因と疑われています。食肉を生で食べる行為は、大変危険なのです。
通常の加熱調理で食中毒菌は死滅します。牛レバーなど食肉を安全に食べるには、生肉の喫食は避けて、十分加熱(中心部まで・75℃・1分間以上)してからお召し上がりください!
★★県民の皆さんへのワンポイントアドバイス★★
@焼き肉のときは、肉を焼く箸と食べる箸を別に!
A野菜、果物、調理済み食品は、生肉やしみ出た液と接触しないよう注意!
B調理後の器具類はよく洗浄消毒を!
C生肉に触った後など、手指の洗浄消毒も忘れずに!
お子さんやお年寄り、妊婦さんなど、抵抗力の弱い方が感染すると、重症化することがあります。食肉は十分加熱してから食べ、その他の予防ポイントもぜひ実践していただくよう、よろしくお願いいたします。
▼新潟県では、予防啓発用のチラシも作成しておりますので、ぜひご活用ください。
※文中注釈のリンク先
▼ ※1 厚生労働省ホームページ
▼ ※2 平成17年度カンピロバクター汚染実態調査
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│2 │ ホームページ厳選採れたて情報
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新潟県ホームページ内に掲載された「食の安全・安心」情報について、採れたての最新情報をずらりと取りそろえましたので、ご覧ください!
★★「にいがた食の安全インフォメーション」★★…からお届けします!
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■平成18年度夏期食品等の一斉取締りを実施中!
新潟県では、夏になると、海水浴などで観光客が増えたり、帰省などで外食の機会が多くなるため、これらに関連した食中毒が多く発生します。そこで県では、この時期に、夏期の食中毒などを予防するため、食品関連施設への監視指導や表示の点検、食品の検査などを集中的に行っています!
■腸炎ビブリオ情報第2回を発信しました!
大雨後、濁った川の水が海に流れ込むと、海水中の腸炎ビブリオ菌が増加する原因のひとつとなります。魚介類の取扱いには十分に注意しましょう!
■食中毒予防注意報発令(7月13日)
■平成18年度新潟県製菓衛生師試験案内を公表しました。
★★厚生労働省ホームページ★★…からお届けします!
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■現地調査結果を踏まえた米国産牛肉の取扱いについて、ほか
★★「安全・安心で豊かな食と緑の故郷づくり」★★…からお届けします!
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■食のにいがた「学生料理コンクール」の応募作品を募集します!
学生の皆さん、友達と一緒に、新潟県産農産物を使って、楽しく手軽に作れる「ごはんに合うおかず」を考えてみませんか?
■遺伝子組換え作物に関する専門部会のページはこちら!
今年度、北陸研究センターから提出された遺伝子組換え稲の開放系試験栽培の届出書に対する調査審議結果や審議過程などがご覧になれます。
■県内養鶏場の鳥インフルエンザに関する情報を更新(7月23日情報)
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│3 │ 食の安全・安心リレーコラム
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にいがた食の安全・安心審議会の委員の皆さんと、食の安全・安心関係部局の新潟県職員が、毎回交互にコラムを執筆します!食の安全・安心にたずさわる人々の、普段は聞けない生の声が聞ける……かも?
◇◇今週は…◇◇ 審議会の楠原会長(新潟大学農学部教授)から執筆していただきました!
★★ 若狭小浜の食文化 ★★
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昨秋、福井県の小浜(おばま)を旅しました。
小浜といえば若狭湾に面し、原発のまちのイメージを持っておりましたが、驚くことに、まちは食文化一色でした。
若狭小浜は奈良の時代から、「鯖街道」といわれる若狭街道を通じて、宮廷に若狭湾の食材を提供した「御食国」(みけつくに)としての歴史と伝統があり、その豊富な「食」を活用して「食のまちづくり」を推進しています。
食の安全・安心への関心も高く、全国で最初に「食のまちづくり条例」を制定し、一人ひとりが食の安全・安心のまちづくりの一翼を担い、それぞれの地区で「街づくり委員会」を設置し、特性を生かしたまちづくりが進められています。
また、立派な食文化会館もあり、キッチンスタジオでは調理体験の指導、来館客への郷土料理のふるまいなどを絶えず催すとともに、食の安全・安心に関する情報も発信しています。
このような食に関する活動で、平成16年度は1年間に144万人がこのまちを訪れたとのことで、食が観光客を招くという素晴らしいまちでしたが、この旅で、酒の肴に最適な当地銘産の「鯖のへしこ」に魅せられました。
▼福井県小浜市のホームページ
▼「鯖のへしこ」……お酒がすすみそうな逸品です☆ |
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